『ラクジョブ」では、アニメゲーム漫画業界のクリエイター採用に専門特化して求人募集情報を掲載しています。クリエイターは専門職なので、この業界の経験がないと難しいと思われることも多いですし、実際に制作・開発の現場の最前線で特に急ぎで求人募集を行っている場合は経験者を求められることがほとんどです。しかし、業界の中で経験者だけが各社で求められる状態は、健全ではありません。経験者が業界内の会社を巡って制作を続け、活躍できるのはせいぜい20〜30年ほどの短いスパンです。人は誰しも年をとりますのでこのまま業界未経験者を業界に受け入れない状態が続くと、20〜30年後に活躍できる人はがいなくなってしまいます。長く業界が続き、さらなる発展をしていくためにも若いやる気のある後継者を育てていくことは必須事項なのです。そのため、業界の企業も積極的に業界未経験者を採用していく必要があります。体力もあり安定している数百名規模のメーカーは新卒採用を定期的に行っているところもありますが、ほとんどのメーカーは専門学校もしくは4年生大学を卒業見込みなことが条件で、専門卒と大卒初任給はおよそ3万円も違います。この場合異業種からの転職は逆にハードルが高くなってしまいます。

必ずしも、ではありませんが大企業で新卒時代を過ごした人材は中小の制作・開発会社では活躍できないということを耳にします。それは、メーカーでの仕事が大人数、複数部署に分かれての分業なのに対して、中小企業は1社全体で複数プロジェクトをマルチにこなす必要があるため、1つの作業のエキスパートなだけでは、あらゆる事象に対処できず中小企業はでは暇を持て余してしまうということのようなのです。そのため、業界未経験でこれから業界で活躍できる人材に育つためには、複数の案件を抱えて忙しく、1人で何役もやらないといけないような中小企業に入ることが、早く確実に実力を身につけることなのです。以前、とあるメーカーで3DCG経験8年のデザイナーが転職活動をしていました。履歴書・経歴書を見る限りでは有名ナンバリングタイトルにも関わっており、その実力に期待が高まりましたが、面接でよくよく話を聞いてみると、なんとその有名タイトルの開発数年間の間、ずっと背景の木の葉っぱのモデリングを作っていたというのです。その他のタイトルでも細かなオブジェクトのみ細々と制作し、8年の経験で得たスキルは背景の植物のモデリング素材制作だけでした。これでは、3DCGデザイナーとしては心もとないばかりか、「自分は有名メーカー出身で有名タイトルに関わっていた」という自負だけがあり、扱いづらい人材となってしまいます。

未経験からでも、上述のような困った経験者に負けない方法があります。それは、素直に情熱的にやる気を持って、その会社の役に立つことを本気で考え本気でプレゼンすることです。プライドだけある経験者よりも、やる気があって頑張って仕事を覚えてくれる未経験者歓迎の方が評価を得られることもあるのです。長期的視点を持って若い世代を育てようとしている会社には、そうした選考基準を持って受け入れ体制を作っている企業が増えてきています。

 

 

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その数なんと23件！（2016年4月時点）思ったよりも選択肢が多いと感じられたのではないでしょうか？何社に応募してもバチは当たりません。企業も複数人同時に選考を行っていますので、求職者である皆様も、複数社を同時に受けてみて、いろいろと見比べてみてください。アニメゲーム漫画パチンコの業界はまだ新しい業界です。いい意味で凝り固まっていませんので、それぞれ会社の特色をしっかり見て、より自分に合う社風のところを選んでいくのがいいと思います。