2016.04.26

アニメゲーム Facebookがカメラアプリ開発中!?ウォール・ストリート・ジャーナルが発表

Like_3D_9_12日本のアニメゲーム関係経営者も多く利用するFacebook

4月25日、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルがFacebookが単独のカメラアプリを開発しているという関係者筋の話を入手したとして報じました。開発しているのはロンドンにあるFacebookの「友達共有(フレンド・シェアリング)」チームだそうで、まだ開発初期段階にあり、実現しない可能性もあるものの、実現した場合はユーザー・エンゲージメントの拡充などにつながる大きな動きになりそうだという見方です。Facebookといえば、日本のアニメゲーム経営者層や有名クリエイターも多く利用しており、現在もスマートフォンにもともと備わったカメラ機能と連動して写真を投稿している様子もよく見られます。その内容はランチの写真やイベントの集合写真、自らが描いたイラストの写真など様々ですが、現状のカメラ機能との連携でも不都合はないように感じられます。具体的にどういう部分が変わっていくのでしょうか?

imageSnapchatに似たアプリを想定

Facebook側からの公式なコメントは出ていませんが、ウォール・ストリート・ジャーナルによると今回のカメラアプリはスマホ向け写真共有アプリのSnapchatに似ているほか、ユーザーがアプリを使って録画し、ライブストリーミングができる機能を備えることも計画しているそうです。ちなみに、Snapchatとは送った画像や動画が自動に消える消滅系メッセンジャーアプリの先駆け的存在で、登録している友達に、その場で撮った写真や動画を面白加工して共有できるのが魅力です。このSnapchatでは、写真や動画加工の種類が豊富で、口から虹を出したり、現在芸能人の間で大流行中の顔を取り替えるレンズの機能を実装しているのもこのSnapchatなのです。こうした、画像や動画を使った視覚的即時性メッセージを今後充実させていこうとしているのが透けて見えてきましたが、忘れてはならないのがFacebookがVRの先駆けであるOculusを買収したことです。いまやFacebookは単なる文字のメッセージツールではなく、視覚情報を強化し五感全てをFacebookに没入させようとしていると考えられます。

shutterstock_104983244世界がFacebook中毒になる!?

TwitterをはじめとするSNS中毒が、SNS依存症に発展し社会問題になっています。SNSに頻繁にアクセスし、更新の確認や投稿、友人のページへの書き込みなどを際限なく行い、長くアクセスしないでいることに不安を感じたりする、SNS自体を心のよりどころにしてしまう心理的な症例です。最初は140文字以内の文章しか投稿できなかったTwitterも、画像の実装やvineの登場によって10秒ほどの動画が投稿できるようになり、視覚情報として見て面白いコンテンツに進化していきました。日本で流行しているSNSの状況を見ても、mixi(日記ベース)→Twitter(短文)→Facebook(短文&写真フィード)→InstagramやSnapchat(画像や動画メイン)と、どんどん視覚情報に寄って行っています。ここでFacebookが自社のカメラアプリを作成し、写真・動画・さらにはVRまで実装すると仮定すると、おそらく今までのSNS界では最強の依存型SNSが出来上がることになるでしょう。人間の脳は視覚情報と文章だけで、その人と同じ場所に行ったかのような臨場感を味わうことができる非常に優秀なものです。実際にその場から動かず、他人のフィードを眺めているだけで上質な時短旅行ができてしまいますし、Snapchatのようにリアルタイムにチャットがフィード上で行えるようになったらそれこそ、外に出ずにずっとFacebookを眺めているだけで事足りてしまうかもしれません。

と、ここまではあくまでウォール・ストリート・ジャーナルの発表から見ての予想でしかありませんので、Facebook側からの発表を待つしかなさそうですが、いずれにせよまた新しいイノベーションが生まれるのではないかと期待できそうです。いま、個人的な利用を主にしているアニメゲーム経営者のみなさんも、画像・映像メインのコンテンツにFacebookがなっていくとしたら、みなさんの本域ですのでよりビジネス利用も加速していきそうです。今後の動向に注目していきましょう。

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PROFILE

大山 莉加 執行役員

大山莉加

ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。