2016.04.27

ゲーム モンハン×カイジ!?異色のコラボにざわ・・・ざわ・・・ みんなでゴミクズのカイジを助けよう!なぜモンハンは異色のコラボばかりしているのか

imageモンスターハンターフロンティアGにカイジが参戦!?

パソコン版/Xbox 360版/PS3版/PS Vita版/Wii U版オンラインゲーム『モンスターハンター フロンティアG』で『逆境無頼カイジ 破戒録篇』とのコラボが発表されました!なんと、あの漫画原作第1話でカイジが希望の船エスポワールで体験する「限定ジャンケン」をミニゲームとして遊び、「ゴミクズのカイジを助けよう!」という内容のようです。もう、何が何だかわかりません!ちなみに「ゴミクズのカイジを助けよう!」というのは公式キャッチコピーです。最高ですね。4月21日(木)17時よりコラボイベント開始しています。ハンター諸君!限定ジャンケンを勝ち抜いて、カイジとともに掴め!星をっ・・・!
http://www.mhf-g.jp/preview/g10/pc/

詳細ムービーはこちらから。

カイジのモデルがすごく上手にできている・・・!カイジのあの横顔が3Dで見られるというだけでこのコラボには価値があると言わざるを得ない・・・っ!僥倖・・・!しかも、なんと美心まで出るようです。可愛い。さすがヒロイン。

image最近なんだか異色のコラボが多いモンハン

今回のカイジに限らず、今までモンハンは様々な異色コラボを行ってきました。アイルーが音速のハリネズミ、ソニックやデビルメイクライのダンテ、ストリートファイターⅡの春麗やブランカになったり、ロックマンになったりコナンくんになったりした他、弱虫ペダルコラボではロードバイクに乗って御堂筋くん(モンスター?)を装備して突っ込んでみたり、プレイヤーが刃牙になりほぼ裸で肉弾戦を繰り広げたりONEPIECEコラボで腕がゴムゴムになったり三刀流でモンスターを倒したり太鼓の達人のドンちゃんをかたどった武器を装備できたりと、ジャンルもテイストも関係なく様々なものを取り入れてその度に話題をさらってきました。

モンハンをヒットさせた立役者として有名なのは、「どんな判断や!」でお馴染み稲船敬二さんですが、稲船敬二さんがカプコンを去った後、『モンスターハンターポータブル 2nd』からプロデューサーを務める
カプコン執行役員 辻本良三さんが、現在のこの異色コラボたちを成立させ、新たなファン層の拡大とモンハンIPのブランディング化を進めてきました。

『モンスターハンター3(トライ)』が出た際に、プラットフォームであった任天堂の故岩田社長が辻元プロデューサーにインタビューしている記事が残っていたので紹介します。

社長が訊く『モンスターハンター3』
https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rmhj/vol1/index.html

この記事を見る限り、モンスターハンターの異色のコラボは異色といえども最初のコンセプト“誰でも入れる”“誰でも参加できる”。を体現した施作であり、どんなに異色に見られようとも最初から全くブレずに開発を進めているということがわかります。

鉄骨渡ってもいいです

鉄骨渡ってもいいです

釣りしてても肉焼いててもキャラだけ集めたいでも、いい

オンラインゲームといえば、「ネトゲ廃人」という言葉が流行るぐらいに、玄人向けで年がら年中ネットのゲームに向かって上位クエストをチームでこなしていく人々がたまっている場といった印象が強く、特にオンラインゲームの中でも日本で大ブームを巻き起こした『FFXI』では現実世界よりもヴァナ・ディールに住んでいるというネオプロゲーマーたちが大量発生したことでも話題になりました。それとは対照的に“誰でも入れる”“誰でも参加できる”。をコンセプトに掲げたオンラインゲームを作ろうと『モンスターハンターフロンティア』は始動します。ガッツリ狩りに行って先に進みたい人はそれでもいいし、そういう人を筆頭に付いて行って採取したり肉焼きしてるだけでも、時間が来るまでに目的のモンスターが倒せてれば全員クリア。もっと言えば、採取や肉を焼くだけを目的とした簡単なクエストもある。最新版になっていくにつれ、自分の農場を持てたり、そこで日がな1日釣りして過ごしてもよかったりと、どんどんユーザーにとってのハードルを下げていきました。そして、前述のコラボではわざとニッチな、ファン層が「くだらないな〜(笑)」なんて言いながらも楽しめるネタ的コラボをどんどん成立させていきました。「1回ネタで装備してみたい。」のためにプレイするのでも、いいのです。“誰でも入れる”“誰でも参加できる”。を徹底的に守り通してきて今のモンハンがあります。

カイジと美心を通常装備にして強さを極めたいというプレイヤーはいないでしょう。強さだけだったら、自分が狩った最強モンスターで作った装備の方が遥かに強いはずです。モンスターを狩るというゲームを通じてその過程で楽しめる要素はじゃんじゃん入れて、まずはゲームに触れる人たちを増やしていこう。という考え方をされている辻本さんの、次の挑戦はモンハンでストーリーものを作ること。2016年『モンスターハンターストーリーズ』を3DSでリリース予定です。今までのモンハンとは違うRPGで、アニメ化も同時進行中ということですので、モンスターハンターから広がるさらなるゲームの可能性に期待していけそうです。

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PROFILE

大山 莉加 執行役員

大山莉加

ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。