日本初のアダルトVRに専門特化したイベントが開催！

日本アダルトVR推進機構とアダルトVRフェスタ実行委員会が、6月12日に秋葉原でアダルトVR体験型イベント「アダルトVRフェスタ01」を開催すると発表されました。入場料は3,000円です。さて、「日本アダルトVR推進機構」という団体のことを私ははじめて知りました。調べてみましたが、情報がなく、まだ新しい団体のようです。このほか、特別協賛には「AdultFestaTV※18歳未満注意」、特別協力として「アダルトVRの会」も名を連ねています。

「AdultFestaTV」とは、VRを利用したAV界のパイオニアとも言われており、パッケージでも販売されているAVの重要な部分だけを抜き出してVR化し、オキュラスリフトDK2、GearVR、スマホ用VR再生機器を持っていれば、すぐ側に女優がいるかのような臨場感を味わうことができます。さらに、専用のアダルトグッズと連動した「+1D」システムを搭載。グッズが映像と連動して、見るだけでなく体感できるという画期的なバーチャル映像体験を月額2,500円で提供しています。そうした最新テクノロジーを使った会員向けサイトがあれば、当然そのテクノロジーを駆使して開発にいそしむ団体もあります。それが、「アダルトVRの会」です。「アダルトVRの会」は、アダルトなVRのノウハウや知見を持ち寄り、会員間で交換することで互いの能力を高め合うことを目的とした会です。それらの知識を蓄積して知識への方向を広く示すことで非会員にとっても有益な情報を発信していくことを目指し、各メンバー情報交換をしながら研究開発を行っています。その情報交換の様子は下記の動画から確認出来ます。

コンテンツのあるところにアダルトあり

映画、ビデオ産業の隆盛やゲーム業界、特にDMM.comのゲーム事業での大成功は最近でも記憶に新しいところではありますが、コンテンツのあるところには必ずアダルトの要素が含まれて、普及に大きな貢献をしてきたという経緯があります。とはいえ、ただアダルトのコンテンツを量産することは得策ではなく、特に日本に於いてのPCアダルトゲームの変遷に顕著に表れていますが、激しいエロ要素よりもむしろ、ストーリー重視、ヒロインのバックグラウンド重視な「作品」として進化しつつあります。

即物的なエロの欲求を満たすことだけ考えると、ソープランドなどの風俗に足を運べば済んでしまいます。差別化をしていくためには、あくまでアダルトコンテンツとして質の良いものを作っていく必要に駆られ、日々新しい作品が生まれていっています。その点に於いてVRは、期待も高いですが難易度も高く未だアダルト方向だけでなく各方面でのビジネス展開に関しての発展性は未知数です。触れたり、臨場感が高まる仕掛けがVRにはあるものの、現実世界でできることをそのままやってしまってはおもしろくありません。非現実なものを現実にする技量や、エロというパーソナルかつ無限大の広がりを持つアイディアが必要になります。

そうした意味では、間違いなくアダルトVRはエンターテイメントの最先端を走っています。情報メディアと物理との狭間で人間の感性を動かすコンテンツとしてこれ以上注目されているものはないでしょう。様々なコンテンツの源流となっているアダルトの新技術において、最初段階の熱気を直に感じられる貴重なイベントになるかもしれません。

●アダルトVRフェスタ01 概要
・開催日：6月12日
・開催時間：14:00～18:00（出展者入場13:00～）
・場所：秋葉原 popdojo イベントスペース （東京都千代田区外神田3-13-8 東京角田ビル4階）
・一般入場料：3,000円