2016.05.24
アニメ あの『WORKING!!』が帰ってくる!WEB版『www.WORKING!!』キャラクターPVが公開
『WORKING!!』(ワーキング)は、高津カリノによる漫画です。『ヤングガンガン』の創刊2号からじつに2014年まで、長寿連載を誇った看板漫画です。北海道のファミレス「ワグナリア」を舞台に繰り広げられる日常系ギャグ漫画なのですが、主軸が個性的なアルバイトの面々の会話で進む4コマで、ゆる〜い雰囲気で進行していくだけではなく、後半までのかなり長いスパンでバイト内恋愛禁止が申し渡されているという、漫画的展開としてなかなかのしばりプレイを要する作品でもあります。「日常系」と言われるジャンルの最盛期が2013年頃だったことを考えると、かなり前の段階から『WORKING!!』が日常系というジャンルを牽引していっていたことが分かります。原作にも根強いファンがついていますが、2010年の最初のアニメ化では、作画に定評のあるA-1Pictures制作かつ豪華声優陣がそろい踏みするというこれまた異例の好待遇で第3期まで放映が続きました。前作のアニメ放送では福山潤、神谷浩史、小野大輔などの今や『おそ松さん』でも大人気の旬の男性声優達がレギュラー出演し、『ヤングガンガン』の読者層とは違った女性人気も得ることに成功しました。そんな『WORKING!!』は2014年でヤングガンガン誌面での掲載を終え、現在では原作の高津カリノさんが自身の公式ページで『www.WORKING!!』を連載中です。今回のアニメ化はそのWEB版『www.WORKING!!』で、ヤングガンガン誌面で掲載していた『WORKING!!』の舞台となったファミレス『ワグナリア』の姉妹店で働くバイトの面々がメインキャラクターとなっています。
紹介PVが一気に話題に
その登場キャラクターの紹介PVが、2016年5月15日に公開されて現在2万PV超え。
見ていただくと分かる通り、キャラクターの立ち絵と担当声優の名前だけが表示され、あとはフロアチーフ宮越華役の声優、戸松遥がひたすらキャラ設定をしゃべるだけという1分にも満たない簡単なPVですがYOUTUBEの高評価が約200件に対して低評価がたったの2という恐るべき支持率です。
この、設定資料の画像を編集して作っただけのPVが今後のアニメ放送にどれだけの効果をもたらすかはまだ不明ですが、既存ファンも新規ファンも引きつけるしかけがふんだんに使われて居ることがわかります。はじめて『WORKING!!』を見る人でもわかりやすく、ストーリーなどは話さず簡潔にキャラの設定と担当声優・ビジュアルを紹介するだけにとどめることでハードルを下げているところに好感が持てます。声優陣と作画で勝負していこうという新規ファンへのとっかかりは王道を踏んでいます。また、『WORKING!!』の既存ファンであれば、やはり気になるのはキャラの担当声優。原作のイメージを崩すことなく表現してくれる声優かどうかは非常に重要です。今までのアニメ『WORKING!!』では、原作の雰囲気を踏襲しながらもグレードアップしたアニメ作画に対して賛辞が送られ続けてきましたが、あえて動画ではなく設定画像を持ってきたところにも、詳しくは本編へ、と動員する狙いがあるように思えます。
上記は1ヶ月半前の4月1日に公開された動画ですが、ここまで動く動画を作っておきながらエイプリルフール企画かもしれないとファンに思わせつつ、ようやくアニメ化決定とニュースとここに来て新作動画が!と期待させておいて新作動画ではキャラをアニメーションさせずしゃべっているのも1人だけ・・・というファンに対してなかなかのチラ見せじらしプレイを重ね続けてきています。これは否が応でも期待が高まりますね!
アニメはTVで放映するものなのに、TVCMではなくWEB上の、しかもYOUTUBEでの動画展開に現在アニメ業界は力を入れています。たとえば、現在人気放送中の『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』では、1週間限定でWEB予告を毎週トップページにアップしています。また、話題をさらっている『甲鉄城のカバネリ』でも、公式HPに「Movie」の項目を設置して段階に応じて新作PVを公開し続けています。
こういった、WEB上のPVマーケティングが増えてきている裏側には、アニメDVDの販売本数低下と反比例するWEB動画サイトの売上増が関係しています。いまや、テレビ離れが激しい世代にとって主たる活動の場も話題のもともWEBになってきています。テレビ放送でアニメを見逃してしまった場合、DVDの販売を待つのではなく、リアルタイムに更新される動画提供サイトにアクセスし、高画質でアニメを見る層が増えてきているのです。そうした潜在的な作品のファン層にすぐに訴求することが出来るほか、作品を知るのが遅かった潜在的ファン層でも、WEBから興味を持ってもらってネット配信で追いかければ、テレビ本放送話数に追いつくことができるという便利な面もあります。そうした潜在的ファン層を逃さないことと、既に視聴しているファン層への新たな話題作りと期待を煽る意味でも、こまめにWEB上にPVを於いておくことは必須のマーケティング手法となってきているのです。
テレビCMには広告費がかかりますが、YOUTUBEに動画をアップロードするのは無料です。いまやYOUTUBEでのアニメPVマーケティングは、最もお金をかけず、売上につながるノーリスクハイリターンなモデルになってきているということです。まだWEBでのPVを作成していない会社は今からすぐにでも取りかかった方が良いでしょう。もし、PVの制作ノウハウがなかったり制作の時間が取れないといった場合は、最適な会社をご紹介します!
◆株式会社ポイント・ピクチャーズ
・HP:http://www.point-p.jp/top.html
・実績案内:http://www.point-p.jp/record/index.html
・サンプル映像:http://www.point-p.jp/works/index.html
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