2016.03.21
アニメゲーム開発・制作会社 SEO対策 クライアントに選ばれる会社になるにはHPと検索結果を強くせよ
クライアントが外注先を探すとき、というのは社内の開発・制作に何が動きが出そうなタイミングです。制作・開発会社が気にするのは「いま、仕事があるのか」ということですが、クライアントからしてみれば「いますぐ頼みたい仕事がある場合」というのはかなり切迫した状況です。大体の場合はクライアントマターで開発・リリーススケジュールが決まり、そこから逆算して前倒しで開発会社・制作会社を探すので、「いますぐ探したい」というのは納期に間に合わないことが分かったとか、もともと頼んでいた会社の技術が足りないことが分かったとか何か想定外のことが起きたときです。
つまり、最初の時点からクライアントと開発・制作会社の思惑はズレています。開発・制作会社はある一点において自分たちの技術や実績に自信を持ち、いざという時は声をかけてくれればいつでも手伝えるつもりでいますが、クライアントとしては外注先を探し始めたタイミングではまだ切迫した状況ではないので、開発・制作を進めるにあたって何が起こっても対応できるように総合力が高く実績が多く、そこそこ大きくて安定している会社に発注したがります。
クライアントから見ていい開発・制作会社とは総合力が高く実績が多く、そこそこ大きくて安定している会社。そう聞いて不安になる開発・制作会社の方が多いのではないでしょうか?ほとんどの開発・制作会社は自社の実績をHPに出すことができません。下請けで仕事をしてきて誰よりも現場の酸いも甘いも知っているし、技術を持っているにもかかわらずそれをやってきた実績についてはオープンにできないのが悩みどころです。いくらたくさんの仕事ををこなし、実力があったとしてもそれをアピールできる場がなければ、その情報はクライアントに届きません。
30名前後の開発・制作会社の欲しい仕事が手に入るためには、クライアントが上述したような想定外の事態に直面しなければなりません。リリースが間に合わない原因と問題がはっきりして、いま必要な技術がなんなのか、その技術を持っていてすぐにでも動ける会社はどこなのか探さなければならない、という段になってようやく中小規模の開発・制作会社が求められるタイミングが出てきます。そうした急ぎで特定の技術を持った会社を探したい案件というのは常にある程度業界内を巡っています。しかし、複数の中小規模開発・制作会社がひしめく中、自社を選んでもらうには相当な営業努力が必要で、自社にはいま営業に回れる人間も、そもそも表に出せる情報もネットワークも持ち合わせていない、と悩まれているのではないでしょうか。
ところが、開発・制作実績が一切なく、社員数も8名しかいないのに、毎日開発・制作の仕事の相談を受けている会社があります。それは、他でもない弊社、ビ・ハイアです。ビ・ハイアには開発・制作会社のスタッフは1人もいません。派遣やSESも一切行っていません。にも関わらず、「スマホゲームの開発案件がありUnity出向人材を探しています。」とか「アニメ風OPムービーを作りたいのだが、見積もりが欲しい。」といったようなお問い合わせをいただくのです。こうしたクライアントさまのご相談がなぜ、開発・制作会社ではないビ・ハイアに舞い込んでくるのでしょうか?その秘密はGoogleの検索結果にあります。
お問い合わせいただいた際には、どこで弊社のことを知っていただいたのかを極力聞くようにしていますが、ほぼ8割が「検索結果にでてきた」とお話しされます。他の記事でもご紹介しているように、Googleは2011年には世界中の購買活動を店舗型から検索型に革新させています。それはこの業界内の開発・制作会社探しでも例外ではなく、いますぐのニーズに応える最短の方法はネットで検索することだと信じているクライアント担当者が多いということになります。
大きく安定した開発会社なら、名前は知れています。社名で検索されればお問い合わせまで一直線ですが、中小規模の開発・制作会社でそういったことはほぼありません。もちろん、毎日お問い合わせのあるビ・ハイアであってもそれは同じです。お問合せをくれたクライアント担当者に聞く限り「ビ・ハイア」で検索した人はほぼ0でした。では、何が問い合わせの要因になったかというと、Googleの検索結果の1ページを丸ごと全てビ・ハイアの情報で埋め尽くしてあったということです。クライアントから聞く限り「Unity 出向」「3D 出向」で検索をしてみたらビ・ハイアの情報で埋め尽くしてあり、「この会社が一番情報を持っているのだろうと思った」というのです。すぐにでも発注したい、緊急性の高い仕事を任せたいという多くの場合は出向でクライアント社内で常駐作業を行って欲しいというニーズがあります。そこでビ・ハイアではそうしたニーズで検索するであろう担当者向けに、「出向」というキーワードを多用してHPの記事を充実させました。つまり、「出向」の検索結果という小さなフィールドで1位を取ろうとしたのです。そしてその施作は成功しました。時間のない担当者は検索結果ページを何ページもスクロールすることはしません。1ページ目さえ網羅しておけば、他の会社と比較検討されることもなく、そのキーワードで探している全ての問い合わせを受けることができます。
「出向」というのは一例ですが、これは各開発・制作会社でも同じように実践できる施作です。例えば開発言語や人月単価、ジャンルやテイストなど、自社の得意分野を細分化してキーワードに分け、適当な検索ワードとして実際にGoogle検索をしてみてまだ1社が独占していない検索結果表示ページがあれば、それが狙い目です。この施作には、開発・制作タイトルの秘密保持には全く関係ありません。開発・制作したタイトル名を出す必要もありませんし、スタッフの個人情報なども必要ありません。必要なのは、必ず記事のタイトルに自社が問い合わせをほしい、検索結果を埋め尽くしたいキーワードを入れ込んで、毎日1~2記事ずつで構わないので継続的に記事を制作することだけです。記事の内容も難しいものでなくて構いません。個人ブログの要領で、開発を進めるにあたって気づいたことや日常のこと、面白かった話題などを自由に入れ込んで書くだけです。Googleの検索結果と相性のいいブログ記事作成のオープンソース、「ワードプレス」を使うことをお勧めします。オープンソースなので無料で始められますし、ワードプレスで書いた記事はGoogle検索結果に表示されやすくなっていますので、これを使わない手はないでしょう。
こうして検索結果を強くすることで問い合わせが来やすくするための入り口はできました。最後の砦は、御社のHPです。せっかく検索結果で興味を持ってもらっても、肝心の御社HPに掲載してある情報が古くては、実際のお問い合わせまで結びつきません。いくら実績を出せないとはいえ、実績ページのところに載っている最新情報が2年以上も前のものだったり、HP自体のデザインが古かったりすると印象を一気に落としてしまいます。タイトルが出せない場合は、実績ページには「コンシューマー開発(3Dモーション部分)」というようなぼやかした内容でも構わないので常に最新情報を載せるようにしてください。もしくは、そこのページもワードプレスのページと連携して記事がそのまま実績の内容として更新されるようにしていきましょう。タイトルや詳しい内容さえ書かず、主観で語るような内容にすれば問題ないはずです。ワードプレスと同じように、いまはオープンソースでも簡単に華やかなHPが作れます。それらを利用して、クライアントが駆け込めるお問い合わせ用HPを構築し、小さなキーワードで圧倒的なシェアを誇る会社に、自社をブランディングしていきましょう。
無料アドバイスがほしい・狙い目のキーワードの探し方、記事制作まで一貫して任せたいというご相談もお受けしています。
お問い合わせは下記までご連絡ください。