2016.02.01

アニメ業界の前提を覆す 昼休みにマルイのオシャレカフェでランチ SHIROBAKO系制作進行来たれ!

shirobakovol01『SHIROBAKO』に憧れてアニメ業界へ

昨年放映して話題になった、アニメーション制作現場を題材にし、5人の女の子が夢に向かい、シロバコを作り上げるため奔走する姿を描いたTVアニメーション『SHIROBAKO』。大変な現場だからこそ美少女で描くことによって取っつきやすくなったとも、あんな美少女がアニメ会社で働いている訳がない、とも賛否両論様々な意見が交わされていましたが、そういった想像力や議論を沸き立たせる作品というのはやはりいいものだなと思います。知り合いの会社さんでは、『SHIROBAKO』を見て制作進行になろうと決めました!と応募してきた方もいたそうです。

かく言う私も漫画を読んで育ったために漫画家になりたいと思ったときもありましたし、『ヒカルの碁』を読んで「高校に入ったら囲碁部に入部する」と固く決意していた時期もありました。それだけ作品はメッセージ性を持って人の心に何かを残すことができるものですし、それに影響を受けてこの業界に入るのであれば次は自分が誰かに何かしらの影響を与える側になるのだという責任も生じます。楽しむから楽しませる側へ変わることを楽しめる人こそこの業界で活躍できる人なのではないかなと考えています。

shutterstock_295907705楽しませる側になるには楽しむ心の余裕が必要

逆説的に、楽しませる側になるためには人を楽しませる心の余裕が必要です。自らが楽しいと感じる感覚を忘れてしまっては、人を楽しませることが何かがわかるはずもありません。実際に、アニメ業界でも「楽しませる」仕掛けを考える監督や脚本家の方が、作業を行っているアニメーターや制作進行よりも年収が高く休みや仕事の自由度も多いです。ある程度作業者として仕事のやり方を覚えたら、仕事以外のことにも目を向けて楽しくステップアップしていきたい。それはサボりでも何でも無く、人間だったら誰しも思うことですし、その感覚をなくしてしまったら視聴者の気持ちには立てません。

shutterstock_153840266アニメ業界全体が「休む」には既存の枠組みを壊す必要がある

しかし、アニメ業界に所属する限りは休めないのではないか?という疑問を持たざるを得ないのもまた事実です。常に放送の締切に追われ、四六時中アニメーターの進捗を管理して導いていくべき制作進行に休みはないのではないか?と制作進行経験者のみなさん、これから制作進行になりたいと考え、業界事情をお調べになったみなさんは思っていることでしょう。確かに、現在のアニメ業界の制作スタイルでは休みはほとんど取れません。アニメ業界は完全分業制で、上流工程の作業が遅ければ遅いほど、下流工程の作業者は圧迫されます。制作が決まってから人を集めると言うことも少なくはありません。そうすると各企業ごと各スタッフごとに勝手が違う前提で制作進行が無理を押してひたすら各所に頭を下げてどうにか統合していくという作業が発生します。こうした上流から下流工程に進むにつれての人的折衝に時間と労力がかかっているため、アニメ業界がストレスなく制作を進め、休みも取れるようにするには既存の制作フローを壊していく他有りません。

imresize無理なく社内で完結させられる制作を突き詰める

自分たちの事情以外の部分で制作が遅れ、個人にも大きな負担がのしかかるアニメ業界の制作事情に嫌気がさし、既存のフローから外れたところで良質なアニメーションを作ろうと独立したのが株式会社ポイント・ピクチャーズです。その立地はアニメ会社には珍しく、大都会新宿の三丁目。新宿三丁目駅から徒歩1分、新宿マルイアネックスまで徒歩2分の場所にあります。制作はデジタルで、社内に作画監督、アニメーター、制作進行を正社員として抱えている30名規模の会社です。現場スタッフの無理や我慢の土台で成り立つアニメ制作現場に別れを告げ、確実にできることを確実に行い、信頼を積み重ねていくというスタイルを突き詰めた結果、TVシリーズ1本分の十分の一である30人規模で3分までのショートムービーに特化し、制作を行う会社という独自の路線に落ち着きました。

仕事ごとにスタッフを宛がい、制作が終われば放出するようなスタイルではなく、1人1人正社員として尊重し、スタッフに合わせて仕事を取るスタイルに変えた結果、スタッフの離職率は格段に下がり、社内で成長し1人1人に指名で仕事が来るまでになりました。完全にクライアントと自社の間だけでスケジュールもクオリティも擦り合わせることができるため、制作に余裕が生まれ、コアタイム11時〜20時で仕事が終わらせられますし土日祝日、年末年始の休業もあります。ランチに、目の前のマルイのオシャレカフェに寄ってくるなんて事も可能です。

ブルックリンパーラー
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会社から徒歩1分のところにバルト9があり、仕事終了後に映画を一本見て帰ることもできます。月2回、映画鑑賞費が会社から出るので制作に活かせる感性を映画から得ることも可能です。

shutterstock_322639124オシャレ女子、オシャレ男子がアニメ制作進行に従事する世界

従来のアニメ業界制作進行には考えられないことですが、こうして休み時間にマルイのカフェでランチしたり、バルト9で帰り際に映画を見たり、さながら新宿のオシャレIT会社の社員の如く仕事をしているアニメ会社は実際にあるのです。アニメ業界はキツイ・帰れない・オタクの仕事と言われ続けるのはもう辞めにしましょう!アニメ業界と言えばオシャレで最新の映像技術に詳しく頭の良い男女が就く職場だと言われるようにしていきたいですね。その最初のベンチマークになるべく、みなさまの応募をお待ちしています。

☆★募集詳細は下記より★☆

アニメ制作進行 求人 ショートアニメーションにアニメの活路あり ショートアニメーション業界の先駆的アニメ制作会社から制作進行募集

※『SHIROBAKO』http://shirobako-anime.com/

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PROFILE

大山 莉加 執行役員

大山莉加

ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。